松山市沖シーカヤック島めぐり

松山市沖シーカヤック島巡りマップ
出所:Googleマップ(GPSデータによるツーリングコース等を追記)

■コース、距離、時間(全2泊3日、52.2km)
1)北条~高島、15.6km、5月5日12:25~15:25
2)高島~怒和島(ぬわしま)、10.5km、5月6日8:47~11:19
3)怒和島~野忽那島(のぐつなしま)、17.9km、5月6日12:35~16:08
4)野忽那島~北条、8km、5月7日5:32~7:41
■天気
曇り、微風~弱風

天気図
出所:(株)ウェザーマップ『気象人』

潮汐表
出所:海上保安庁海洋情報部
 
 
松山市沖の忽那諸島めぐりを兼ねて、怒和島に住む旧友に会うために、シーカヤックで出掛けました。


1泊か2泊の予定だったので、キャンプ道具やレスキュー道具などを含めると結構な荷物になりました。
1泊もそれ以上も、食糧が増えるだけで荷物の量はさほど変わりません。

私のシーカヤックは大きい方ではないので、全ての荷物をカヤックの中に納めることができませんでした。風の影響を受けるので、あまりデッキの上に荷物を積み込まない方がいいのですが…
ラダーなしのカヤックだとなおさらです。
(デッキの上の緑色マットでくるんだバックは、パドルフロートの後ろに積んでいますが、背中のすぐ後ろに載せた方が良いです。その方が風で艇の向きが変えられようとする力が弱まります。)

私はリバーカヤック歴が長いので、ラダーでカヤックを操作することは考えられないことなのですが、シーカヤック長距離ツーリングでは、体の動作で大きなカヤックを操作することで疲れて、漕げなくなることは避けなければならないことです。
できるだけ疲れないことが安全確保上、求められます。

ラダーなしの操作性を補うために、私は股に空気で膨らますバックを挟み込んで、足がハルに押しつけられるようにしています。これだと、フットレストに足を置く必要もありません。
自ら足を張る力が要らないのでとても楽ですし、その分、疲労を抑えられます。
しかし、沈して脱出しようとしたときに足が抜けなくなるので、人にはお勧めできません。


さあ、出発です。
野忽那島の北端を回り込んで、睦月島との間の芋子瀬戸を抜けます。
睦月島の南側を中島方面に漕ぎ進みます。


中島のすぐ沖の無人島「高島」が見えてきました。キャンプ地に良さそうです。
まだ15時半ですが、この先、キャンプ適地を見つけるのに苦労するのもイヤなので、ここに決めました。


薪となるものも豊富で、無人島キャンプには良い島です。お勧めです!
中島のすぐ沖ということで、無人島感は小さいですが、それだけ安心感もあります。
天気は穏やかで焚き火の煙もほぼ真上に上がり、煙にむせることもありませんでした。
星空もきれいで、最高でした。

あとで分かりましたが、なかなかキャンプに適した場所はないものです。
これだけの荷物をシーカヤックに積み込むと、一人でカヤックを陸に上げるのは不可能です。FRP製のカヤックなので、引きずり上げるのも気が引けます。
砂浜につけて、積み込んだ荷物をいったん下ろしてからでなければ、カヤックを陸に上げられません。
満潮線より上にキャンプできる場所のある砂浜はそんなにはありません。


2日目。旧友の住む怒和島に向かいます。
初めての島ですが、思ったより大きいです。



専用船で柑橘類を出荷するのかと思って近付いてみたら、タマネギでした。段々畑での栽培が盛んなようです。
段々畑といえば、宇和島市の遊子(ゆす)地区が有名ですが、遊子では芋を栽培しています。
タマネギだとあまり水を必要とせず、実も大きくなっていいとのことでした。
柑橘類では「カラマンダンリン」という品種が、今の出荷時期だそうです。

20年ぶりに再会した友人は、シーカヤックを見るなり、よくこんなちっぽけなモノで来たなと驚いていました。
手土産の焼酎の代わりにカラマンダリンをもらって、帰途につきました。

中島のどこかにキャンプしようと思いましたが、なかなか良いところが見つかりません。
中島を諦めたのち、海も穏やかだったので、一気にゴールしようかなとも思いましたが、これだけの準備をしたのだから、キャンプを楽しまなければもったいないと考え、野忽那島に立ち寄ることにしました。


浜に上がると、「浜でゴミ等を燃やさないで下さい」との注意書きが。
現地の人と無用なトラブルは避けたいので、楽しみの焚き火は止めておきます。
「田舎は誰も居ないようで居る。誰も見ていないようで見ている」がこれまでの私の経験です。

島の人に水をもらいに行くついでに、東屋でキャンプすることの了解を得に行きました。
見ず知らずの者が小さな島にいることは地元住民にとって気になることだと思います。安心してもらうためにも挨拶しておくのが礼儀だと思います。

焚き火ができないのは残念ですが、夜露をしのげ、砂まみれになるのを避けられるのは快適です。


夜明け早々、対岸のゴールに向けて漕ぎ出し、旅を締めくくりました。

シーカヤックでの旅は準備が大変ですが、自然から教わることも多く、様々な要素を楽しむことができます。
普段の生活では味わうことのない、一歩間違えばヤバいことになるという環境に自分を置いてみることは、人間が本来持っている能力を呼び起こすためにも大切だと思います。

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