「海遍路」お出迎えツーリングの報告

海遍路とは、四国沿岸をシーカヤックで巡りながら、自然と自然、自然と人、人と人の繋がりについて調査するもので、シーカヤックの世界で有名な八幡 暁(やはた さとる)さんが参画しています。

【自然と自然の繋がり】海、森、川、里、そこに生息する生物などの間の多様な関係
【自然と人の繋がり】資源、食、環境、災害対策
【人と人の繋がり】地域社会、歴史、文化

今回は愛媛県四国中央市から高知県須崎市までの行程で、本日(10月14日)、伯方島(愛媛県今治市)から北条(愛媛県松山市)へ移動中のところ、鴨池海岸公園(愛媛県今治市波方町)から漕ぎ出した私たちと梶取ノ鼻沖(同市同町)で合流できました。
タンデム2艇の4名でゴイゴイ漕いでいました。
10分ほど漕ぎながら話したのち、海遍路隊を見送りました。
この活動を行っている姿に触れて、シーカヤックの可能性の広がりを感じることができました。

海遍路隊を見送ったのち、海の中に鳥居がある九王龍神社に寄って旅の無事を祈願しました。

海遍路ホームページ http://umihenro.jp/

合流地点図

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ヤ・シィ カヤックマラソン2013

平成25年10月27日(日)、香南市マリンスポーツセンター(高知県香南市)において、NPO法人YASU海の駅クラブ主催による「ヤ・シィ カヤックマラソン2013」が開催されます。
当クラブからも参加者がいます。
 
参加申込みは10月20日(日)までです。
詳しくは次のサイトをご覧ください。
 >> YASU海の駅クラブ
 
ヤ・シィ カヤックマラソン2013

【海組例会ご案内】西海鹿島シーカヤッキング&シュノーケリング

天候不順のため中止となりました。

西海鹿島は、シュノーケリングもできるベストスポットです。
海中展望船乗り場から鹿島まで漕いで、シュノーケリングして、お昼食べて、漕いで帰ってくる、プランです。
■日時
 8月25日(日)9時集合
■集合場所
 愛媛県南宇和郡愛南町船越1599
 海中展望船乗り場
  【下の地図をご参照ください。】
■参加申込 
・クラブの「メーリングリスト」にて参加表明してください。
・メーリングリストに登録していないクラブメンバーや、外部から参加されたい方は、本ホームページ「お問い合わせ」連絡用フォームからご連絡ください。
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初めての方大歓迎『シーカヤック・シットオンカヤック試乗会』
【7月6日(土)、モンチッチ海岸】

 7月6日(土)、松山市北条の立岩海岸(通称、モンチッチ海岸)にて、シーカヤック・シットオンカヤック試乗体験会が、アウトドアーズ・コンパス(松山市)主催で開催されます。
 遊び方に応じた様々なタイプの海用カヤックが試乗、体験ができる貴重な機会だと思います。関心のある方は是非!
 

シーカヤック・シットオンカヤック試乗会イメージ

シーカヤック・シットオンカヤック試乗会イメージ


◆開催日
 2013年7月6日(土)※雨天決行、荒天の場合は翌日7日に延期
 
◆開催時間
 午前9時30分から午後3時30分まで
 
◆場所
 松山市北条 立岩海岸(通称モンチッチ海岸)(駐車場・トイレ・水場あり)
 
◆費用
 大人1,500円(税込み)(保険料・レクチャー料・用具レンタル料等を含む)
 
◆その他詳しい内容
 ≫ アウトドアーズ・コンパス ブログ
 

初めての方大歓迎!『シーカヤックキャンプツーリングinしまなみ海道』6/1(土)-2(日)

「アウトドアーズ・コンパス」及び「来島ウォータートレイル」主催、シーカヤックキャンプツーリング!
島伝いにツーリングして、キャンプを楽しむ内容です。
シーカヤックのおもしろさ、楽しみ方がよくわかると思いますので、初めての方も是非参加してみてはいかがでしょうか!
 
シーカヤックキャンプツーリングinしまなみ海道
 
◆日時
  平成25年6月1日(土)~2日(日)
◆場所
  伯方島・津波島・弓削島周辺
◆費用
  20,000円、自艇参加15,000円
  4食の食事代(昼、夜、朝、昼)、カヤック道具一式レンタル料(自艇参加者は除く)、保険料、ガイド料
 
◆詳しい内容
  ≫ 「アウトドアーズ・コンパス」ブログ
  ≫ Facebookページ

シーカヤック試乗会

 
アウトドアーズ・コンパスでは、シーカヤッキングUK社のシーカヤック試乗会を開催します。
シーカヤックを体験してみたい方にもいい機会です。

■開催日
 平成25年5月25日(土) 予備日は翌日 ※雨天決行、荒天中止
■開催時間
 午前10時から~午後4時まで
■場所
 松山市北条 立岩海岸(通称:モンチッチ海岸)
 (駐車場・トイレ・水場あり)
■費用
 事前予約の料金1,000円(保険代・用具準備費用が含まれます)
 当日参加の料金1,500円

詳しくは >> 「アウトドアーズ・コンパス」ブログ
 
シーカヤック試乗会

シーカヤックからの夕陽とお月見☆ビーチサイド満月キャンプ☆(9/29-30、今治鴨池海岸)

「アウトドアーズ・コンパス」と「来島ウォータートレイル」によるシーカヤックイベントが開催されます。
夕日や月明りの中で漕ぐ海って、きっと素敵だし、仮に雲がかかって暗闇となってもそれはそれで面白いはず!海辺でのキャンプも楽しみです。

■日時
2012年9月29日(土)30日(日)15:00~翌日11:00頃まで
(雨天決行、内容変更あり)
■場所
今治鴨池海岸(駐車場・トイレ・水場あり)
(現地にて集合、解散予定)
■申込み受付期間
2012年9月27日(木)18時まで
■お申し込み、お問い合わせ先
089-908-6516(アウトドアーズ・コンパス別館)
eメール:event_camp01@kompas.co.jp
■参加費
15,000円(自艇参加の場合10,000円)
夕・朝食事、オヤツ代・ガイド料・保険料・カヤック道具一式レンタル料(自艇参加の場合は除く)
■その他
詳しい内容は“アウトドアーズ・コンパス”のウェブサイトにて
アウトドアーズ・コンパス

お勧めイベント『シーカヤック試乗体験会』
(7.1sun 松山市北条モンチッチ海岸)

「アウトドアーズ・コンパス」さんが、楽しいイベントをやっちゃってくれました!
いろんなタイプのシーカヤックが楽しめます。
ベテランのシーカヤッカーさんからまったくの初心者さんまで大満足。
カタログ眺めてるだけでは本当の良さは分からない。リアルに体験しちゃいましょう!

■開催日時
 7月1日(日)午前9時から午後4時00分まで
 ※雨天決行、荒天中止

■開催場所
 松山市北条 立岩海岸(通称、モンチッチ海岸)

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■費用
 大人1,800円(保険料・レクチャー料・用具レンタル料等を含む)

■その他詳しくは
 ≫ 「アウトドアーズ・コンパス」ブログ
 
 

松山市沖シーカヤック島めぐり

松山市沖シーカヤック島巡りマップ
出所:Googleマップ(GPSデータによるツーリングコース等を追記)

■コース、距離、時間(全2泊3日、52.2km)
1)北条~高島、15.6km、5月5日12:25~15:25
2)高島~怒和島(ぬわしま)、10.5km、5月6日8:47~11:19
3)怒和島~野忽那島(のぐつなしま)、17.9km、5月6日12:35~16:08
4)野忽那島~北条、8km、5月7日5:32~7:41
■天気
曇り、微風~弱風

天気図
出所:(株)ウェザーマップ『気象人』

潮汐表
出所:海上保安庁海洋情報部
 
 
松山市沖の忽那諸島めぐりを兼ねて、怒和島に住む旧友に会うために、シーカヤックで出掛けました。


1泊か2泊の予定だったので、キャンプ道具やレスキュー道具などを含めると結構な荷物になりました。
1泊もそれ以上も、食糧が増えるだけで荷物の量はさほど変わりません。

私のシーカヤックは大きい方ではないので、全ての荷物をカヤックの中に納めることができませんでした。風の影響を受けるので、あまりデッキの上に荷物を積み込まない方がいいのですが…
ラダーなしのカヤックだとなおさらです。
(デッキの上の緑色マットでくるんだバックは、パドルフロートの後ろに積んでいますが、背中のすぐ後ろに載せた方が良いです。その方が風で艇の向きが変えられようとする力が弱まります。)

私はリバーカヤック歴が長いので、ラダーでカヤックを操作することは考えられないことなのですが、シーカヤック長距離ツーリングでは、体の動作で大きなカヤックを操作することで疲れて、漕げなくなることは避けなければならないことです。
できるだけ疲れないことが安全確保上、求められます。

ラダーなしの操作性を補うために、私は股に空気で膨らますバックを挟み込んで、足がハルに押しつけられるようにしています。これだと、フットレストに足を置く必要もありません。
自ら足を張る力が要らないのでとても楽ですし、その分、疲労を抑えられます。
しかし、沈して脱出しようとしたときに足が抜けなくなるので、人にはお勧めできません。


さあ、出発です。
野忽那島の北端を回り込んで、睦月島との間の芋子瀬戸を抜けます。
睦月島の南側を中島方面に漕ぎ進みます。


中島のすぐ沖の無人島「高島」が見えてきました。キャンプ地に良さそうです。
まだ15時半ですが、この先、キャンプ適地を見つけるのに苦労するのもイヤなので、ここに決めました。


薪となるものも豊富で、無人島キャンプには良い島です。お勧めです!
中島のすぐ沖ということで、無人島感は小さいですが、それだけ安心感もあります。
天気は穏やかで焚き火の煙もほぼ真上に上がり、煙にむせることもありませんでした。
星空もきれいで、最高でした。

あとで分かりましたが、なかなかキャンプに適した場所はないものです。
これだけの荷物をシーカヤックに積み込むと、一人でカヤックを陸に上げるのは不可能です。FRP製のカヤックなので、引きずり上げるのも気が引けます。
砂浜につけて、積み込んだ荷物をいったん下ろしてからでなければ、カヤックを陸に上げられません。
満潮線より上にキャンプできる場所のある砂浜はそんなにはありません。


2日目。旧友の住む怒和島に向かいます。
初めての島ですが、思ったより大きいです。



専用船で柑橘類を出荷するのかと思って近付いてみたら、タマネギでした。段々畑での栽培が盛んなようです。
段々畑といえば、宇和島市の遊子(ゆす)地区が有名ですが、遊子では芋を栽培しています。
タマネギだとあまり水を必要とせず、実も大きくなっていいとのことでした。
柑橘類では「カラマンダンリン」という品種が、今の出荷時期だそうです。

20年ぶりに再会した友人は、シーカヤックを見るなり、よくこんなちっぽけなモノで来たなと驚いていました。
手土産の焼酎の代わりにカラマンダリンをもらって、帰途につきました。

中島のどこかにキャンプしようと思いましたが、なかなか良いところが見つかりません。
中島を諦めたのち、海も穏やかだったので、一気にゴールしようかなとも思いましたが、これだけの準備をしたのだから、キャンプを楽しまなければもったいないと考え、野忽那島に立ち寄ることにしました。


浜に上がると、「浜でゴミ等を燃やさないで下さい」との注意書きが。
現地の人と無用なトラブルは避けたいので、楽しみの焚き火は止めておきます。
「田舎は誰も居ないようで居る。誰も見ていないようで見ている」がこれまでの私の経験です。

島の人に水をもらいに行くついでに、東屋でキャンプすることの了解を得に行きました。
見ず知らずの者が小さな島にいることは地元住民にとって気になることだと思います。安心してもらうためにも挨拶しておくのが礼儀だと思います。

焚き火ができないのは残念ですが、夜露をしのげ、砂まみれになるのを避けられるのは快適です。


夜明け早々、対岸のゴールに向けて漕ぎ出し、旅を締めくくりました。

シーカヤックでの旅は準備が大変ですが、自然から教わることも多く、様々な要素を楽しむことができます。
普段の生活では味わうことのない、一歩間違えばヤバいことになるという環境に自分を置いてみることは、人間が本来持っている能力を呼び起こすためにも大切だと思います。

竹ヶ島シーカヤックツーリング


出所:Googleマップ

場所は、愛媛県の南予方面です。


出所:Googleマップ(GPSデータを手書きで大まかに落としたもの)

コース: 宇和島市津島町北灘(大浜漁港)~竹ヶ島~田之浜~スタート地点
時間: 11時10分~15時30分(昼食休憩1時間)
距離: 17.8km
天気: 晴れ、北風(中風~強風)


出所:ウェザーマップ『気象人』


出所:海上保安庁海洋情報部

 1月2日、シーカヤックの漕ぎ初め(こぎぞめ)です。
 晴天で暖かくて、もう春って感じでした。
 日焼けしてしまいそうで、顔に日焼け止めを塗りました。

 スタート/ゴール地点は、漁港の端のスロープ部からです。出艇も楽です。
 通常、漁港の利用は漁船の邪魔になってはいけないので避けるものですが、船の出入りもほとんどなく、迷惑を掛けるような感じの港でもありませんでした。(正月休み中だったからかもしれませんが)

 ここから竹ヶ島へは北からの追い風を受けて漕ぎます。
 遠くには、御五神島(おいつかみじま)と寝床島が見えます。浮島現象掛かって、海岸縁が崖のように伸びて見えます。
 実際にはどんな感じの島か、Googleマップの航空写真で確認してみました。


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 御五神島を中心に動かして拡大してみると、港のようなものが見えます。昔は人も住んでいたようです。
 なぜこんな不便な所にも人が住んでいたのでしょうか?
 それは、昔は一次産業で生活していくしかなかったからでしょう。
 シーカヤックを通じて、いろいろ考えさせられます。

 いつか漕いで行って、できればキャンプでもしてみたいものです。
 でも、無人島でのキャンプはちょっと心細いです。

 竹ヶ島はこの集落だけのようです。
 鉄筋づくりの建物が多く見えます。割ときれいに整備されている感じです。
 
 ここで昼食休憩です。
 弁当の人もいますが、私は鍋でお湯を沸かしてラーメンを作ります。具は赤ウインナーです。

 ここから、西へ進路を変えて、陸地の田之浜に向かいます。
 遠くに、雪を被った「鬼が城山系」が見えます。この山系は「南予アルプス」とも呼ばれていますが、言ったもの勝ちの感があります。

 西向きに進むことで、北風を横からもろに受けます。
 この風の影響で風見鶏よろしく、カヤックが風上(北)に向こうとします。
 これを押さえながら、西向きに漕ぎ進むのに結構体力を要します。
 ラダー(舵)付きのカヤックなら楽なのですが…。

 シーカヤックは疲労が命取りになるときもあるので、遠距離を漕ぐ場合など、遊び方によっては、できるだけ疲れないような装備が必要です。

 やっとの思いで対岸に着きかけたときに、何と!猪が海を泳いでいるではありませんか。
 そういや、昼食休憩した竹ヶ島に溺死した猪が打ち上げられていました。

 ここ田之浜には、宇和島市が管理するシーカヤッククラブの基地があります。

 ここではテーブル珊瑚が見られますが、昔にはなかったものです。
 温暖化の影響です。

■ この辺りの状況は宇和島シーカヤッククラブHPにて。
 ≫ 宇和島シーカヤッククラブHP

 田之浜からはゴールに向けて、基本的に北方向に漕いでいきます。
 所々で北からの強い向かい風を受けます。

 でも、横から風を受けるよりは、正面から受けた方が楽です。
 横からの風は、カヤックの進路を保つのに、テクニックと体力を要します。

 向かい風の中、漕ぎ負けないようにゴイゴイ漕いでいると、しみじみシーカヤックは体力が必要だと思います。(特に沖に出て漕ぐ場合)
 何で、奴隷船の漕ぎ手のようなことを好きでやっているのか分からなくなりますが、無事にゴールしてみると、次はどこを漕ごうかと思ったりします。

 自分の限界に挑戦するようなキツい遊びやスポーツが現実として人間社会で行われているということは、それなりに魅力があるからでしょう。
 自分の限界を確認することで、自分はまだまだやれるという達成感が得られるからなのかもしれません。
 そして、人間の知力や体力など、自分のもっているものをフルに活用して生きていくことこそが生き甲斐であり、人間の本当の生きる意味なのかもしれません。
 
 
PS.
 強い向かい風の中、グラスファイバー製?のキャッチの強いパドルを使わせてもらいましたが、私の細身ブレードの木製パドルの良さを実感しました。
 一言でいうと、人にやさしいです。
 強風の影響があまり感じられず、シャフトを握る手に受ける衝撃や負担も木によって吸収されます。
 かといって、特にキャッチが弱いわけでもありません。
 ゴイゴイ漕げば、強いキャッチ感で漕ぎ進みます。

 

■ 一緒に漕いだ仲間のレポート(ブログ)
 ≫ みかん山と海と川と